2023.09.04 [ コラム ]
狭小住宅のリノベーション!狭い家を快適にする7つのポイント
「家が狭くて間取りが使いにくい」
「子どもの成長に合わせてスペースが足りなくなった」
「収納がなくて物が溢れている」
このようなお悩みはありませんか?
密集した都心の住宅地では、10坪以下の家も少なくありません。しかしそんな狭い家でも、工夫次第で快適な空間に生まれ変わるんです。今回は狭小住宅のリノベーションについて、快適空間にする7つのポイントをかかる費用を交えてご紹介します。
目次
狭小住宅のリノベーションとは?
狭小住宅は、その名のとおり狭くて小さい住まいのことを指します。はっきりした定義はされていませんが、15坪以下(50平米)の住宅のことを狭小住宅というのが一般的です。都心の住宅地に多く、再建不可物件であったり、セットバック(土地を後退させて家を建てる)が必要であったりして、住宅を建て替えることが困難なケースも多々あります。
そんな狭小住宅には、リノベーションがおすすめです。リノベーションなら、使い勝手の悪い間取りを変更したり、収納スペースを確保したりと、工夫次第で狭い家を快適な空間にできます。
狭小住宅のよくあるお悩み(デメリット)
狭小住宅は土地が狭いことから、固定資産税が低くなるなどのメリットがありますが、狭いことで生じるいくつかの課題もあります。
狭小住宅のよくあるお悩みとして、次のようなことが挙げられます。
子どもの成長に伴うスペースが不足
2人暮らしであれば問題はないかもしれませんが、3人以上が住むとなると話は違ってきます。特に「子どもの成長につれてスペースが足りなくなってきた」と感じる方もいるようです。
スペース不足だと子どもの1人部屋の確保が難しく、プライベートを守ることも困難です。
片付けが困難な収納スペース不足
狭小住宅では収納スペースに限りがあります。収納が少ないと部屋が片付かず、モノが溢れて快適な住まいにはなりません。
収納するための棚やタンスなどを設置すると、今度は居住スペースが狭くなってしまいますので、工夫する必要があります。
家事動線が不便な間取り
狭い空間で目的別に部屋を確保しようとすると、不便な間取りになってしまうことがあります。効率的な家事動線ができておらず、1階と2階を行ったり来たりしてしまうことも。
また空間が細かく仕切られ開放感に欠けてしまうのも、狭小住宅にありがちなデメリットです。
日当たりが悪く薄暗い
狭小住宅は都心の住宅地に建てられていることが多く、左右を別の住宅に挟まれているケースが少なくありません。そのため、窓があっても光が遮られてしまい、日中でも日当たりが悪く、薄暗くなってしまいます。
狭小住宅を快適にするリノベーションの7つポイント
狭小住宅にはさまざまな課題がありますが、リノベーションで工夫することで快適空間に変えることが可能です。
ここではリノベーションのポイントを7つ紹介します。
ロフトを作って空間を広く
天井の高さやある程度の広さがあれば、ロフトの設置がおすすめです。ロフトを作ることで、空いてる天井部分のデットスペースを活用できます。
子ども部屋やベッドルーム、または普段使わない服や布団などの収納スペースとしても使えるので大変便利です。
壁を撤去して開放感のあるLDKに
壁を撤去して間取りを変えることで、開放感のあるワンルームを作れます。壁の撤去は、特にリビングとダイニングにおすすめです。壁があるとそれだけでスペースを取り、圧迫感を与えてしまいます。
仕切りの壁を撤去することで開放的なLDKになり、移動もしやすく、家具の配置もしやすくなるなどさまざまなメリットがあります。
小上がりを活用してゾーニング
狭い限られた空間に仕切りを作って部屋を作るより、小上がり(ステップフロア)を活用すると、広さを確保しながら空間のゾーニングができます。
例えば、リビングにちょっとしたワークスペースを作りたい場合。小上がりを作ることで仕切りが生まれ、在宅ワーク用の集中スペースを作れるのです。さらに小上がりの下に収納スペースが生まれるメリットもあります。子どもたちが遊ぶキッズスペースや、ダイニングスペースとしてゾーニングするのもよいでしょう。
収納はデッドスペースを活用
狭小住宅の収納スペースは、階段の下や小上がりの下などのデッドスペースを活用することが肝です。また床下収納や、壁全面収納も取り入れるとよいでしょう。特に床下収納は、調味料や保存食、洗剤のストックなどを入れておけるので、キッチンや洗面所にあると便利です。
ただし家の構造によって設置できない場合もあるため、リノベーション会社に確認が必要になります。
水回りを集約した間取りに
効率的な家事動線を確保するなら、水回り(お風呂・トイレ・洗濯機)を集約することがおすすめです。
家事動線で特に不便に感じるのが、洗濯動線。洗濯物を集めて、洗濯機にかけ、洗濯物を干す、という一連の流れを一箇所でおこなえるとスムーズになります。洗濯物はお風呂場で集め、そのまま洗濯機に入れられます。さらにいうと、干すためのベランダが隣接していると大変便利ですので、お風呂と洗濯機を2階にするというのも1つのアイデアです。
天窓を付けて採光を改善
家の中が暗くなりがちな狭小住宅は、天井に窓を設置することが有効です。天窓は上から太陽の光を直接取り入れられるため、通常の窓よりも家の中が明るくなります。
他にも採光のための細い窓を設置したり、白い壁を起用して部屋を明るく見せたり工夫することで、家の中の薄暗い雰囲気を改善できるでしょう。
狭小住宅のリノベーション費用は?
狭小住宅は、面積がないため費用は抑えられるのでは?と考えた方もいるかもしれません。しかし限られたスペースで、間取りや採光を改善しなければならないため、現実には安価にリノベーションすることは難しいといえます。
以下に狭小住宅のリノベーション費用をご紹介します。リノベーションの規模や内容によって変わるため、目安としてお考えください。
スケルトンリノベーション
住宅を骨組みにしてリノベーションする大規模な「スケルトンリノベーション」の場合は、少なくとも1,000万円以上はかかると考えた方がよいでしょう。一度骨組みにするので、築年数にもよりますが防音や耐震なども必要になることがあります。
費用はかかりますが、デザインはもちろん機能面においても快適な住まいになるでしょう。
部分リノベーション
部分的にリノベーションする場合なら、費用を抑えられます。例えば間取りだけ変更する場合や、戸建ての1階だけリノベーションする場合などです。部分リノベーションであれば、100〜600万円程度に抑えられることもあります。
リノベーションが最も必要な場所に優先順位を付けて、予算に折り合いをつけながらリノベーション会社と話を進める必要があるでしょう。
まとめ
狭小住宅のお悩みは、工夫次第で快適な住まいに生まれ変わります。間取りが使いにくい、収納ができない、日当たりが悪いとお悩みの方は、リノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
北九州にある株式会社ディックは、毎年500件以上の豊富な施工実績を持つリノベーション会社です。ライフスタイルや将来の人生設計を踏まえたリノベーションをご提案します。リノベーションをご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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