2022.05.27 [ コラム ]
住みながらのリノベーションはできる?かかる期間や注意点を紹介
「リノベーション中は仮住まいが必要?」
「フルリノベではないから、住みながら工事できる?」
「住みながらリノベーションできない場合って?」
今回はこういった疑問にお答えします。
リノベーションは、新築と違って工事期間が短いといわれています。なるべく仮住まいをせず、「いつも通りの生活をしながらリノベーションができないか」と考える人は少なくありません。
本記事では、住みながらのリノベーションはできるのか、かかる工事期間や知っておくべき注意点などをご紹介します。
目次
部分的なリノベーションなら可能
住宅のリノベーションをするとなると、一時的に仮住まいで生活する場合も多いです。
しかし、部分的な工事であれば住みながらリノベーションが可能です。
具体的には、以下のような小規模な工事が挙げられます。
・水回りやキッチンのリノベーション
・部分的な間取り変更
・外壁や外回りのリノベーション
いずれも小規模で部分的な工事が対象となります。生活に欠かせない水回りやキッチンの場合は、一時的に入浴施設を利用したり、外食をしたりといった対応が必要にあります。
大規模な工事の場合でも、一部屋ずつ段階的に工事を進めることで住みながらのリノベーションができます。ただし、かなりの時間がかかり効率も悪く、コストも必要以上にかかるため基本的にはおすすめしません。
住みながらリベーションができない場合とは
住みながらリノベーションができない工事とは、全体を解体して行う大規模工事です。
具体的には以下のような工事が挙げられます。
・2部屋以上の間取り変更がある工事
・大がかりな水回りの工事
・全面的な床や壁の張替え工事
このような工事の場合は、生活スペースを確保することが困難なため仮住まいで生活した方がよいでしょう。
住みながらリノベーションの期間の目安
住みながらのリノベーションは、部分的な小規模工事が対象です。具体的に小規模工事はどのくらいの期間がかかるのでしょうか。予想される期間を知っておくことで、スケジュールが立てられ事前準備ができます。
水回りのリノベーション
水回りは、キッチン・浴室・洗面所・トイレなどがあります。これら全てをリノベーション(交換)した場合は、3週間〜1ヶ月ほどの期間が目安です。
キッチンのみ・浴室のみなどの部分的なリノベーションの場合は、早くて2日〜1週間ほどかかると考えてください。トイレのみの場合は、1日、早ければ半日で完了することもあります。
部分的な間取りの変更
間取り変更のかかる期間は、工事内容にもより異なります。
・1つの部屋を半分に仕切る
・2部屋を1部屋の大きな間取りに変更する
上記のようなシンプルな間取り変更の場合は、1ヶ月程度をみておくとよいでしょう。
外壁や屋根のリノベーション
外壁や屋根のリノベーションの場合は、1〜4週間ほどが目安です。
外の作業になるため、住みながらリノベーションはしやすいですが、天候の影響を受けやすく工事が予定通りに進まないことも考えられます。
住みながらリノベーションの注意点
「1週間程度の工事期間であれば、住みながらリノベーションができそうだ」と前向きに感じた方も多いかもしれません。確かに多少の不便はあるものの、十分実現可能です。
しかし工事中に気を付けるべき以下の注意点があることも、頭に入れておいてください。
リノベーション中は、キッチンやお風呂が使えない
キッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水回りを工事するとなったら、当たり前ですがその間使うことができません。
そのため、以下のような対応が必要になることが予想されます。
・キッチン→出来合いのものを買ってくる・外食する
・浴室→銭湯や入浴施設を利用する
・洗面所→一時的にキッチンの流しを利用する
・トイレ→公共のお手洗いを利用する・仮設トイレを作る
1日・2日であればなんとかなりそうですが、1週間・2週間となるとどうでしょうか。水回り全てを取り変える場合はかなり不便になることが容易に想像できます。
人が出入りするストレス
住みながらリノベーションの場合、生活圏に他人(施工業者や大工さんなど)が出入りすることになります。工事とはいえ、知らない人が家の中を出入りすることに抵抗がある、という方も少なくないでしょう。
住みながらリノベーションだと、工事中にストレスを感じる人もいます。
工事の騒音
工事中の騒音はどうしても避けられません。家族に在宅で働いている方や、大事な試験を控えている方などがいたら、工事の騒音はかなり悪影響です。
コワーキングスペースや図書館を利用するなどの対応が必要になりますが、いつもの環境で働けない・勉強できないのはストレスになるでしょう。
ごみや粉塵
騒音と同じく避けては通れないのが、工事ででるゴミや粉塵です。特に木造住宅の工事の場合は、木の粉塵やほこりが舞うことになります。解体した木材や不要物のゴミもでてくるでしょう。
ホコリアレルギーの人や喘息持ちの人などがいる場合は、住みながらリノベーションが難しいかもしれません。
子供やペットにとっての危険性
工事現場には、施工用の機材が多く持ち込まれます。その中には金槌やノコギリ、釘などといった危険な工具も含まれます。ご家族の中に小さい子供やペットがいる場合は、目の届かないところで怪我などをしないように、十分に気をつけなければなりません。
住みながらリノベーションするメリット
住みながらリノベーションするにあたっての注意点が理解できたかと思います。
思ったよりも不便な部分が多いと感じた方もいるかもしれません。
メリット・デメリットも踏まえて、検討する必要があります。
住みながらリノベーションするメリットは、次のとおりです。
・引っ越しの手間が省ける
・仮住まいの費用を抑えられる
・リノベーションの過程を確認できる
リノベーションの間仮住まいに住むとなったら、一時的な住まいを確保して、引っ越ししなければなりません。ウィークリーマンションやホテル、または不動産屋に相談して仮住まいを確保する必要があります。費用もかかる上、引っ越しの手間も大きいといえます。
その点住みながらのリノベーションは、仮住まいを探す手間、引っ越しする手間がなくなり、節約もできるのが大きなメリットです。夫婦2人暮らしや少人数の家族であれば、リノベーション中の多少の不便も我慢ができるかもしれません。
また、リノベーションの過程を確認できるのも、住みながらリノベーションの醍醐味です。部屋が解体されていく過程や徐々に出来上がっていく過程を横目にみることができるのも1つのメリットといえるでしょう。
●子供やペットがいない夫婦
●家族に高齢者がいない人
●日中は仕事をしていて家にいない人
住みながらリノベーションのデメリット
最大のメリットは「コストや手間を軽減できる」という点でしたが、デメリットはどうでしょうか。住みながらリノベーションのデメリットは、次の2点が挙げられます。
・作業効率が落ちて工事期間が長くなる
・かえってコストがかかる
工事の規模にもよりますが、仮住まいして一気に工事に取りかかったほうが、作業効率はよくなります。施工業者側も、「住みながら」である前提で作業を進めなければならず、騒音やホコリに気を遣わざるを得ない状況に。段階的に工事を進めるため、作業効率が落ちて工事期間が長くなることもあります。
工事中に壁や家具に傷を付けないように、養生シートを貼る必要もでてきます。こういった作業費で、逆に費用がかかってしまうことも考えられるのです。
●夜働いて日中に休んでいる人
●子供や高齢者を含む家族がいる人
●他人と一緒にいるとストレスを感じる人
まとめ
住みながらリノベーションは、工事の規模によって十分に可能です。ただし、大がかりなリノベショーンの場合は、仮住まいを選択した方がよい場合もあります。
住みながらできるのか・できないのか、どちらがよりメリットがあるのか、という判断を一人で考えるのは難しいもの。パートナーや家族と話し合って、リノベーション会社に相談してみるのがベストです。
株式会社ディックは、北九州にあるリノベーション会社です。多くの実績があり、リノベーションに関する個別相談も無料で承っています
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このようにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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