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2024.04.05 [ コラム ]

リノベーションと建て替え、何が違う?費用・メリット・デメリットを解説

 

 

古くなってきた住まいの住宅工事は「リノベーション(リフォーム)」か「建て替え」が主な選択肢となります。どちらにするか決めかねている方もいるのではないでしょうか。
リノベーションと建て替えはそれぞれメリット・デメリットがあり、人によってベストな選択は異なります。

 

本記事では、リノベーションと建て替えの違いとともに、メリット・デメリットをご紹介します。

 

 

リノベーションと建て替えの比較と違い

 

リノベーションと建て替えは、実は似て非なるもので、その定義や費用感は異なります。以下の表に2つの比較をまとめました。

 

  リノベーション 建て替え
概要 既存住宅の基礎は残したまま、新たに魅力や価値を高める大規模な改修工事。 既存住宅の基礎を含めて一度解体し、再度新しく建て替える住宅工事。
費用相場 600〜1,500万円程度 1,500万円以上
工事期間 2〜4ヵ月 3〜9ヵ月
解体の有無 基本なし(※1) あり
建築確認申請の有無 基本なし(※2) 必須

※1:部分的な解体はあり

※2:木造2階建て以下の住宅で増築する場合は必要

 

老朽化した住宅の工事を検討している場合は、リノベーションと建て替えの違いや特徴を把握しておきましょう。それぞれさらに詳しくご紹介します。

 

なお、リノベーションとリフォームもよく混同されがちな言葉です。リノベーションは、住宅の新たな魅力や価値を高めることを目的とし、リフォームは老朽化した部分の改修を目的としている点が違いといえます。

 

リノベーションとリフォームの違いについては、こちらで詳しく解説しています。

リノベーションとリフォームの違い>

 

 

リノベーションとは


 

 

 

リノベーションとは、既存住宅を作り変えるだけでなく、新たな魅力や価値を高める住宅工事のことです。住宅の基礎となる部分は壊さず生かしたまま、理想の暮らしに合わせて再設計します。部分的にリノベーションする場合や、フルリノベーションで全面的にデザインする場合があります。

 

リノベーションの詳細はこちら>

 

 

リノベーションの費用相場


 

リノベーション費用の相場は、600〜1,500万円程度です。この価格は戸建てをリノベーションした際の費用を想定しています。
工事の規模や住宅の広さによって価格は変わりますので、あくまで目安としてご参考ください。なお、マンションの方が費用は抑えられる傾向です。

 

 

建て替えとは


 

 

 

建て替えとは、既存住宅の基礎部分を含めて解体し、新しく建て直す住宅工事のことです。すべて一新されるため、いわゆる新築になります。
リノベーションと異なり、解体費用や地盤調査費などがかかるため、費用は割高になります。実際の住宅工事の前に、建築確認申請が必須です。

 

 

建て替えの費用相場


 

建て替え費用の相場は前述のとおり割高で、1,500万円以上の費用が想定されます。より具体的にいうと、おおむね1,500〜4,500万円はかかると考えてよいでしょう。建て替えの場合、1,500万円以下に費用を抑えることは難しいといえます。

 

 

リノベーションのメリット・デメリット

 

 

 

比較・検討の要素として、メリット・デメリットは重要な判断材料です。一人ひとりの価値観や住宅の状態によっても、向き不向きがあります。建て替えと比較したリノベーションのメリット・デメリットをここで押さえておきましょう。

 

 

リノベーションのメリット


 

リノベーションのメリットは、主に次の5つです。

 

・ 建て替えよりも費用を抑えられる

・ 補助金・助成金が活用しやすい

・ 建て替えよりも工期が短い

・ 既存住宅のよさを活かせる

・ 部分的にリノベーションもできる

 

リノベーションの大きなメリットは、まず費用面です。大規模な解体工事が不要で、既存住宅の基礎部分を活かして改修するため費用を抑えられます。リノベーションに関わる補助金・助成金もあり、活用することでさらに費用負担を抑えられるでしょう。
基礎部分はそのまま残すとはいえ、内装は新築のようによみがえり、魅力や価値が向上した住まいを実現できます。

 

 

リノベーションのデメリット・注意点


 

一方でリノベーションのデメリットや注意点は、主に次の2つです。

 

・ 建て替えよりも間取り変更に制限がある

・ 築年数が古いと高額になる

 

既存住宅の基礎部分は残すため、住宅の構造によってはどうしても間取り変更できないケースもあります。水回り(キッチン・トイレ・浴室)などの位置変更なども、構造上難しい場合もあり、建て替えよりも制限を受けるのがデメリットの1つです。
また築年数が古い場合は、のちに追加工事が発生し、最終的に予算よりも高額になることもあります。建て替えよりも安いとはいえ、耐震工事や断熱工事などが必要になると、価格はつり上がるので要注意です。

 

ただし、耐震工事や断熱工事などは補助金の対象になることもあるので、かしこく活用すれば出費を抑えられるでしょう。

 

 

リノベーションがおすすめな人


 

リノベーションはこのような方におすすめです。

 

・ 費用はなるべく抑えたい

・ 工事期間は短い方がよい

・ 今の住宅に思い入れがある

・ 価格は抑えながらデザインにこだわりたい

・ 既存住宅の老朽化はそこまでひどくない

 

上記に該当する方は、リノベーション向きといえます。限られた予算内、1,500万円以下で、デザインにこだわった住まいを実現したいという方は、リノベーションを検討するとよいかもしれません。

 

 

建て替えのメリット・デメリット

 

 

 

住宅の状態によっては、建て替えの方が向いていることもあります。リノベーションと比較した建て替えのメリット・デメリットをご紹介します。

 

 

建て替えのメリット


 

建て替えのメリットは、主に次の2つです。

 

・ リノベーションより間取り変更の自由度がある

・ すべて一新するため資産価値が向上する

 

解体して建て直すため構造上の間取り変更の制限がなく、リノベーションよりも自由度があるのがメリットです。間取りにこだわりたい、家族が増えるので部屋数を増やしたいなどの希望がある方は、建て替えの方が対応しやすいでしょう。
また資産価値という観点では、建て替えの方が向上します。住宅を担保として住宅ローンを組む場合も、価値があるとして評価されやすく、ローンを組みやすくなります。

 

 

建て替えのデメリット・注意点


 

一方で建て替えのデメリットや注意点は、主に次の3つです。

 

・ 費用が1,500万以上かかると想定される

・ 工期が長くなる

・ 建て替えできない場合がある

 

まず最も気になるデメリットとしては、費用がリノベーションに比べて高額になる点です。また工期が長くなることも念頭に入れておく必要があります。工事中の仮住まいが必要になるため、工事費以外も出費がかさみます。

 

また「再建築不可物件」といって、建築基準法の要件を満たしていない場合は、建て替え自体ができないケースがあります。とくに古い住宅の場合は、現在の建築基準に準じていないことも考えられるため要注意です。必ず敷地調査をおこないましょう。

 

 

建て替えがおすすめな人


 

建て替えはこのような方におすすめです。

 

・ 予算はあるため間取りの自由度を優先したい

・ 老朽化が激しく、基礎部分から立て直したい

・ 今後も長期的に住み続けたい

 

既存住宅の老朽化があまりに深刻な場合は、リノベーションよりもいっそ建て替えた方がよいケースがあります。建物の基礎がもろいと、リノベーションでは難しかったり、強度や性能を保てないことも考えられます。

 

リノベーションと建て替え、どちらがご自身の住宅に合うか、デメリット・メリットを含めて検討してみましょう。

 

 

株式会社ディックのリノベーション事例

 

ここでは実際のリノベーション事例をご紹介します。住宅によっては、大きく間取り変更も可能です。費用を抑えながら新築のような住まいを実現したい方は、事例を参考にアイデアを膨らませてみましょう。

 

 

【マンション 3DK→1LDK+WIC 70.44㎡】ブルックリンスタイルのリノベーション


 

 

 

 

100年以上経過したUS古材を棚や壁カウンターなどにふんだんに使った、ブルックリンスタイルのリノベーション事例です。
一部壁には木毛セメント板やブリックタイルを使用し、床にはワイルドな無垢材やモルタルを使用するなど素材感にもこだわっています。

 

文字や絵を描いて消せる黒板塗料の壁や古道具屋で探したアンティークフックを使用した玄関裏の壁、デザインガラスやイタリア製の取手を使用し製作したアーチ型のオリジナル建具など、いろいろな要素を詰め込んだビンテージ空間に仕上がりました。

 

このリノベーション事例をもっと詳しく見る>

 

 

【マンション 3DK→2LDK 60.04㎡】ミニマルスタイルのリノベーション


 

 

 

 

白×青×茶の3色が織りなすミニマルスタイルのリノベーション事例です。ブルーの床材で無機質感を出しながらも、キッチンの腰壁や化粧梁の木材によって、ぬくもりのあるデザインになっています。
住宅では見かけないタジマ製のデニム柄床材を採用し、玄関からリビングまで繋げたことで、唯一無二の空間が完成しました。

 

キッチンの背後の可動棚は、奥行きのある大容量収納で、家電や調理用品・食材や調味料などを収納できます。
リビングダイニングと洋室が移動可能なシェルフユニットで区切られていることで視線が通りやすくなり、とても広く感じることができます。

 

このリノベーション事例をもっと詳しく見る>

 

 

【戸建 5LDK→3LDK 121.6㎡】二世帯住宅へのリノベーション


 

 

 

 

ご両親と同居されるための二世帯住宅へのリノベーション事例です。内部はスケルトンにし耐震補強工事をおこなった上で、ご家族の生活スタイルに合った間取りへと変更しています。

 

玄関廻りの外壁は木目調のサイディングを張り、その他の外壁は既存トタンの上に錆止めを施し、ネイビーブルーに塗装。それ以外にも浄化槽の新設やガスと電気のハイブリット給湯器「ECO ONE(エコワン)」、暖炉設置、外壁・屋根工事等を施しています。
もともと建物の中央に合った和室二間をリビングダイニングへと変更、各寝室の中央に設けることで、お互いのプライバシーを確保しつつ、ゆったりと過ごせる空間を実現しました。

 

このリノベーション事例をもっと詳しく見る>

 

 

【戸建て4LDK 117㎡】爽やかなブルーが目を引くリノベーション


 

 

 

 

ご夫婦とお子さま2人の4人家族で、愛着ある持家戸建の全体的なリノベーション事例です。対面キッチンや壁紙の選定などひとつずつ丁寧に決めていき、新しい間取りに生まれ変わりました。

 

天井は木目、壁はタイル柄の壁紙を使うなど要所にユニークさを取り入れています。
フローリングには朝日ウッドテックのブラックウォルナットを採用。落ち着きのある空間を演出してくれています。ダークな床材と爽やかなブルーの壁紙のコントラストが素敵です。

 

このリノベーション事例をもっと詳しく見る>

 

 

北九州でリノベーションするなら株式会社ディック

 

リノベーションは建て替えと比べて価格が圧倒的に抑えられ、デザインにこだわった新築同然の住まいが手に入ります。いくつかデメリットはあるものの、メリットの方が多い印象です。まずはリノベーションで考えてみて、条件に合わない場合は建て替えを検討するのもよいでしょう。

 

北九州にある株式会社ディックは、毎年500件以上の施工をおこなう、実績豊富なリノベーション会社です。設計・デザイン・施工・アフターフォローまで1社完結で、お客さまの理想の住まいを実現します。当社では、リノベーションをご検討中の方向けに、無料の相談会を開催しています。オンラインからでもご相談可能です。
リノベーションに関する疑問や不明点があれば、お気軽にご相談ください。

 

 

リノベーション個別相談

 

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株式会社ディック

福岡県北九州市八幡西区鷹の巣1-10-21

TEL:093-642-8181

ディックHP:https://duc.jp/

 

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