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2022.08.29 [ ブログ ]

見積に必ず現場調査に来るのはなぜ?

 

 

 

■見積もりを知りたい!けど現場調査って必要なの?

 

お店を新しく作りたい、またはリニューアルしたい!

と思い立ったら、まずはいくらかかるのか、知りたいですよね?

 

ざっくりでいいから、このくらいの改修なら○○万円!とか教えて欲しいな、と思うのは当然です。

 

私自身も、ちょっとした買い物でも値段の相場がわからない時は、どれくらいなのかネットで調べたりします。

 

でも!

お見積りを出すには、一度必ず現場に伺い、打ち合わせを行ってからになります。

やはり概算ではなかなか難しいのです。

ではなぜ概算が出しにくいのでしょう?

 

 

 

【理由1】店舗によって設備・条件が千差万別だから


 

改修などを行う予定の建物形状や立地は、一つとして同じものがありません。

お客様のご希望や店舗の業種によっても、必要な設備機器・内装の仕様が異なります。

 

見積り項目に大きく影響する設備(空調機・厨房器具・トイレ等水栓器具状況)、もとからある設備で残すもの・撤去するもの・取り替えるものの確認。

また、まるっと間取りを変えるかどうか、変えるならどれが解体可能な壁・構造物なのかどうか…。

 

ざっと挙げただけでもこれらのことを現場確認もせずにお見積りを出したとしたら、実際に計画・施工となった場合大きく金額が変わってきてしまいます。

(事前にどれだけ調査していても、解体して初めてわかることもあり、さらに変更が発生することも時にありますが)

 

具体的には例えば、飲食店でも火を使う調理をする業種と、温めは電子レンジやコーヒーサーバー程度のテイクアウト店であれば、換気ダクトの位置や設備が必要かどうかも変わります。

厨房にしたいエリアが、水周りに適していない壁・床であれば、下地も含め内装の仕様を変えていく必要もあります。

理美容室であれば、給排水設備配管を床下に通すために、床の高さを上げる必要が出てくる場合もあります。

 

消防法などとの絡みで「ここには物を置いちゃダメ、ここは排煙窓をふさいじゃダメ」などの条件も、現地を確認しないと判断しにくいところです。

(消防署との打ち合わせがさらに必要なこともあります)

 

立地一つとっても、来訪者や店内での動線を考慮する上で、建物だけでなく周辺道路状況も確認します。

 

必要な家具がどれくらいのサイズか、看板はどのくらいのものがいるのか、などお客様のご希望を伺った上で取り付け可能な状況か、などもやはり現地確認が必要です。

まだまだ書ききれない色々な条件を確認した上で仮設計し、お見積りに反映していきます。

 

このような現場調査を行わずに概算見積を出したとしたら、実際の設計・施工にかかる段階で「当初と違う! なんだか高くなった!」なんてことが起きる可能性が高いです。

それではお客様に対して不誠実ですし、信頼関係もなくなるでしょう。当然ながら良い店舗に造り上げるのが難しくなってしまいます。

 

 

 

【理由2】建築図面と実際の建物が違うことが多いから


 

よくあることなのですが、例えば新築時の建築図面と、実際にそこにある建物に違いがあることがあります。

 

建築中の現場状況に合わせて設計図面と少し異なる納まりに現場で変えてある場合や、テナントが入れ替わっていくうちに改装に改装を重ね、

当初の建築図面と建物状況が変わっていることも多いです。

 

例えば元の建築図をもとに電話打合せで見積した結果、実際にはここにこんな壁が出っ張っていて、冷蔵庫が入らない!

天井の梁が下がっているから、ここに照明は付けられない! 

そもそも図面にはない部屋が実際にはここにあった!なんてことになりかねません。

 

打合せと同時に行う現場調査で建物をある程度採寸することで、より現実に即したお見積りを出すことにつながります。

 

以上のような理由から、お見積り前には打ち合わせと同時に、現場確認が必須!なのです。

より良い店舗をお客様と造り上げていくためにも、お客様の時間も取ることにはなりますが、現場での打ち合わせと確認にご協力をよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

■現場調査って何するの?

 

ところで、そもそも現場調査って、どんなことをするのでしょう?

 

 

 

●実測


 

 

建物規模によりますが、屋内の小規模であれば1~2人でご訪問の上、打ち合わせと並行して採寸します。

(店舗屋根廻りや高さのあるサインポール等の改修がわかっている場合は、別途高所作業車で採寸する場合もありますが、通常初めての打合せでは実施いたしません)

 

現地建物の平面図(建築当初のものでもOK)などの図面があれば、コンベックスで壁幅や天井高さ、窓枠の高さや出込み引っ込みを測り、書き込んでいきます。

 

コンベックスで測りにくい遠い距離などは、レーザー距離測定器などを使用して測ることもあります。

 

元となる図面がない場合は・・・その場で建物のスケッチをし、そこに実測寸法を書き込んでいきます。

普段は意識しないような窓の木枠や仕上材を美しく納める見切材など、測りそびれると図面に狂いが生じるものもあるので、採寸図面は書き込みでびっしり!になるほどで、まあまあ大変な作業です。

ですが、計画や見積の精度を上げるためにも大事な作業なのです。

 

 

 

●写真撮影


 

 

現場建物の内部・外部の状況を確認するのに、たくさんの写真を撮ります。

大規模だったり、複雑な構造の建築物だったりすると百枚以上の写真になることもザラです。

 

全体の配置、天井の照明の数や換気口等の設備など、限られた現場調査時間で実測までとれない設備・壁の構造などは写真から判断するものも多いのです。

 

慣れない人だと、全体の各方向の写真をざっと撮って終わり、になることもありますが、見積のための計画図を立てる段階で、詳細がわからず苦労することが多いです。

きちんとしたお見積りのためにも、写真は多い方が良いです。

 

 

 

 

■終わりに

 

店舗運営には、お店という器を作る以外にも、商材の仕入れや人件費をはじめ様々な費用が発生します。

お客様の大切な予算だからこそ、必要最低限かつ最大限のパフォーマンスを発揮する内装設計プラン・お見積りをご提案したい、と私たちは考えています。

お見積りは無料ですので、ご不明な点は遠慮なくご相談ください。

 

 

 

 

 

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