2026.06.01 [ ブログ施工進捗 ]
【再販リノベPROJECT 02】第7話:屋根編
「徹底解説!既存の屋根勾配と屋根材の選び方を分かりやすく解説」
住宅の中でも、常に雨風や紫外線の影響を受け続けているのが「屋根」です。
屋根は住宅を長持ちさせるために非常に重要な役割を担っています。
特に築年数の経った住宅では、
・屋根材の劣化
・防水性能の低下
・雨漏りリスク
・下地材の腐食
などが進行しているケースも少なくありません。
そのため、リノベーションでは「屋根の性能改善」が重要なポイントになります。
▼既存外観

今回は、既存屋根の状態確認から、屋根勾配に合わせた屋根材選びまで、施工の様子をご紹介いたします。
01|既存屋根の確認と屋根勾配
屋根勾配とは、屋根の傾きのことを指します。
勾配が緩やかな屋根と、傾斜の大きい屋根では、使用できる屋根材や施工方法が異なります。
例えば、勾配が緩い屋根では雨水が流れにくくなるため、防水性能の高い屋根材や施工方法が必要になります。
反対に、勾配がしっかりある屋根では排水性に優れるため、デザイン性の高い屋根材を選択できるケースもあります。
◎屋根材ごとの必要勾配一覧

今回の物件でも、既存屋根の状態や勾配を確認しながら、建物に適した屋根仕様を検討していきました。
02|野地板増し打ち工事(下地補強)
今回の屋根工事では、「野地板増し打ち工事」も行っています。
野地板とは、屋根材やルーフィング(防水シート)を支える下地材のことで、屋根全体を支える重要な部分です。
しかし、築年数の経過した住宅では、長年の湿気や雨水の影響によって野地板が劣化しているケースも少なくありません。
野地板の劣化が進行すると、
・屋根材固定力の低下
・たわみ
・雨漏りリスク増加
などにつながる可能性があります。
▼施工イメージ

今回のリノベーションでは、既存の野地板を活かしながら新しい構造用合板を施工することで、屋根下地の補強を行っています。
屋根材を施工すると見えなくなる部分ですが、こうした下地補強が住宅の耐久性向上につながります。
03|ルーフィング施工(防水下地)
屋根工事で非常に重要なのが、「ルーフィング」と呼ばれる防水シートの施工です。
実は、屋根材だけで完全に防水しているわけではなく、このルーフィングが建物への漏水を防ぐ役割を担っています。
▼ルーフィング施工状況


築年数の古い住宅では、既存ルーフィングが劣化しているケースも多く、雨漏りの原因になることがあります。
今回のリノベーションでは、新しいルーフィングを施工し、防水性能を向上させています。
屋根材の下に隠れてしまう部分ですが、こうした見えない下地施工が住宅の耐久性を大きく左右します。
04|屋根材施工
防水下地施工後は、屋根材の施工を進めていきます。
今回採用したのは、ガルバリウム鋼板屋根です。
ガルバリウム鋼板は、軽量かつ高耐久であることが特徴で、建物への負担を軽減しながら、長期間にわたって住宅を雨風から守ってくれます。
また、耐久性に優れているため、メンテナンス頻度を抑えやすい点も大きなメリットです。
今回の物件では、「積水 NSPro GHK02 ブラックパール」を採用しています。
落ち着きのあるブラックカラーが平屋住宅の外観と調和し、シンプルで洗練された印象に仕上がっています。
▼屋根施工状況


築年数の古い住宅では、今回のように既存屋根が重たい瓦屋根である場合があります。
屋根を軽量化することで、地震時の揺れを軽減する効果も期待できます。
さらに、近年のガルバリウム鋼板屋根はカラーの選択肢も豊富で、外壁との組み合わせによって住宅全体の印象を大きく変えることができます。
今回も、平屋住宅の落ち着いた雰囲気に合うマットな屋根デザインを採用しています。
次回は内装に採用した素材をご紹介していきます。
ぜひお楽しみに。
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